BCPの重要性 ~その2~
政府によれば、BCPとは「企業が災害などの予期せぬ事象に備え、最低限の事業の継続あるいは迅速な復旧を行うために事前に策定される行動目標」と定義づけられます。要は、何かあった時の対応方法をあらかじめ定めておき、慌てずにその手順に則り実行する。そして、会社の最低限度の機能・役割を維持するあるいは早期に復旧させる、いわばマニュアルのようなものと考えてもらって良いと思います。
一個人に置き換えて今回の震災の経験を振り返ると、『事前に準備しておく』ということが、いかに重要かが分かるはずです。私の場合に例えれば、携帯電話の自動車用充電器などがそれに該当します。
『あれば便利だけど・・・まあ、そのうち買おう』と言って、いつも結局買わずじまい。
そこで震災が起きて、せっかく携帯電話回線が生きていたり、ワンセグでテレビが見れたりするのに、電池が無くて大事な情報や連絡が取れないということがありました。
ガソリンもまた同じです。『まだ1目盛残っているから・・(めんどうだから来週ガソリンを入れよう)』なんて言っていて、震災が起こって大変なことになった方はたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。
これを会社に置き換えた場合、『事前にコストを掛けてでも非常用発電機を備えておこう!』であったり、『燃料や材料などの在庫を、ある程度備えておこう!』という対策になるはずです。これ以外にも、会社の場合には想定しないといけないリスクが多々あるはずですし、また、どんなに大変であっても病院や役所などのように、仕事をし続けないといけない業種はたくさんあるはずです。
今回の震災では、事業停止の長期化が影響し、その後の売上が大きく落ち込んだ例を多数聞いております。今後、継続取引の条件にBCP策定の有無が大きく影響を及ぼすことは言うまでもありません。『備えあれば憂いなし』の『備え』の部分を形にしたものが、極論、BCPということも言えると思います。ぜひ、これを機会に策定をご検討くださればと思います。
BCP普及チーム 佐々木 優子